『歴史街道』2021年7月号「毛利元就/厳島合戦ー現実にあわせて豹変することで・・・」

特集2は、〈毛利元就――難局をいかに乗り越えるか〉です。
中国の覇者となった毛利元就は、決して恵まれた環境にあったわけではありませんでした。
毛利家の嫡男ではない立場から家督を継ぎ、周防の大内氏と出雲の尼子氏という大国に挟まれ、両者の勢力争いに巻き込まれる、一国人領主――。
絶望的な状況を、彼はいかに克服していったのでしょうか。

文中において、

「これを見よ」
 そう言って取り出したのは表が太陽、裏に月が描かれた軍扇であった。元就は表面を広げて皆に見せ、くるりと裏を向けて、また表に戻した。
「陽が沈み、月が出でて、陽が登った。今は吉日なり」

と、軍扇の話が出てきますが、それはこれです。いつも軍扇の説明をする時に厳島合戦の逸話を出しますが、ようやく自分の作品で出せました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください