一海漫遊記【江戸三大道場めぐり・その1】
2010年5月3日 江戸三大道場めぐり・その1 |
5月2日の夜、慌ただしく準備をして夜行バスで東京へと向かいました。 目的は光山堂さんとの打ち合わせと、お江戸オフ会のためです。 ただせっかく東京へ行くのですから観光をと思い、江戸三大道場の跡めぐりツアーを思いつきました。 千葉定吉道場跡 まず八重洲につき、真っ先に向かったのは八重洲ブックセンター。もちろん本を買いにいくためではありません^^ 説が色々とあるそうなのですが坂本龍馬が通ったとされる千葉定吉道場が八重洲ブックセンター辺りにあったとのことです。とりあえず写真を撮り、浅草へと向かいます。 玄武館(千葉)道場跡 宿泊地である浅草に荷物を置き、次に向かったのは玄武館道場跡です。北辰一刀流・千葉周作が開いた道場で、場所は岩本町にあります。門弟には新撰組総長の山南敬助などがいます。 地下鉄の岩本町駅から徒歩3分程度の場所ですぐに見つかりました。もとは小学校だったようで、誰でも見学することが出来ます。 練兵館道場跡 次に向かったのは靖国神社です。目的はもちろん神社ではなく境内にある練兵館道場跡碑です。神道無念流・斉藤弥久郎の立てた道場で木戸孝允(桂小五郎)たちが通っていました。 境内案内板には全く掲載されていませんが、本殿の横(田安門側)にあります。 時間がありましたので遊就館で甲冑を見て、次なる場所へと向かいました。 勝海舟邸跡 次に向かったのは赤坂です。 赤坂には氷川神社がありますが、その近くに勝海舟邸跡や『忠臣蔵』で有名な舞台となった南部坂があります。 勝海舟邸跡はちゃんと案内板にも掲載されていまして、結構わかりやすかったです。また観光客も結構来られていました。 氷川神社はもとは浅野家の屋敷で浅野内匠頭の妻・瑤泉院が住んでいた場所です。神社は八代将軍吉宗の時代に移されたもので、質素倹約の精神に基づいた造りが特徴です。 氷川神社 浅野家邸跡 南部坂 その神社の近くに南部坂があります。ここは大石内蔵助が吉良討ち入りの決意を隠し、雪の中去っていく名シーンの舞台で、感慨深いものがありました。 築地本願寺 まぐろづくし丼 赤坂の次はお昼ご飯を食べに築地へと向かいました。 築地には海鮮どんぶりのお店が林立しており、どのお店もにぎわっていました。私はまぐろづくし丼をいただきましたが、美味しかったです^^ で、次なる目的地の新富町がすぐ近くだとわかりましたので、歩いて向かう途中奇妙な建物が。お寺なのに西洋教会みたいな石造りなんです。でも中は安土桃山調の本堂で立派なお寺でした^^ そのお寺とは築地本願寺です。 本願寺の准如上人が家康公から与えられたお寺で、今の場所に移ったのは明暦の大火の後です。ですが関東大震災で大破し、大学教授の設計で現在の石造のお寺に再建されたとのことです。 何とも不思議なお寺でしたが、京都の本願寺と同じく落ち着いた雰囲気でとてもよかったです。 |
2010年5月3日 江戸三大道場めぐり・その2 |
士学館道場跡 さていよいよ三大道場最後の場所は新富町にある士学館道場跡です。こちらは鏡新明智流・桃井春蔵が開いた道場で武市半平太たちが通っていました。ただこの場所が非常にわかりにくく、勘で探しまくりました^^;場所は京橋公園の中で、高速道路の高架橋のすぐ近くにあります。この跡を見つけた時は「やったー!」とガッツポーズをしてしまいました^^ 柴又の天丼 次に向かったのは柴又です。目的は天丼です^^ 柴又には何度も行っているのですが普通の格好で行くのは今回が初めてです(何でやねん^^;) で、いつも残念だったのは天丼が食べられなかったこと。いつも行列が出来ており、かつ川千家さんでお昼をいただくものですから食べられなかったのです。 で、ようやく念願の天丼を食べることが出来ました♪ その後時間が結構ありましたので河原へ行き、疲れをいやしながら春風を十二分に楽しませてもらいました。 光山堂さんへ! そして今回の上京最大の目的地である光山堂さんへ。 来年の9月24日は『一海の時代劇なりきり教室』開設10周年なのですが、それに合わせて記念大鎧を制作したいと思っています。その打ち合わせのために光山堂さんへ訪問したのです。 打ち合わせ結果は上々で、計画始動を決定しました^^ |