一海漫遊記【奈良2005年】

2005年1月9日~奈良の旅~
 いよいよ2005年がスタートしました。今年初めの旅行は奈良です。本当は年末に行く予定でしたが、都合が付かずに一月となってしました。しかし―。この予定外のスケジュールが思わぬ幸運を招こうとは予想だにしませんでした。
●西大寺
 まずはじめは西大寺です。西大寺でまず思い出されるのが弓削道鏡が住職であったことではないでしょうか。建立は称徳天皇の時代で、平城京を代表する大きな寺院でした。しかし後に荒廃し、中興の祖・叡尊が登場してようやく再建することが出来たそうです。西大寺の寺紋は笹竜胆なのは叡尊の出身が村上源氏のためです。そんな縁よりも何よりも今年初めに訪れた場所の寺紋が甲援隊の隊印である笹竜胆ということに感動してしまいました^^
西大寺本堂
うおお、笹竜胆!
●平城宮跡
次に訪れたのは西大寺から約1キロほど離れた平城宮跡です。以前に一度訪れたのですが、とにもかくにも広いです。ボールを持って春や秋に遊びに来ますと最高の場所だと思います。この季節ですが、平城京のあちこちで凧揚げをしていました。風も強く、電信柱などの障害物もありませんので、まさにうってつけの場所です。
平城宮跡は広大
朱雀門
平城宮跡ですが、ここ数年当時の建築物を再建する動きが活発です。その中心が朱雀門ですが、東院庭園もまた素晴らしい再現建築です。現在のところ入場無料ですので、是非平城宮跡に行きましたら寄ってみてください。また太極殿も数年後を目安に再建工事をしているみたいですので、こちらも楽しみです。
再建物
東院庭園前
庭園内
第二太極殿跡
●東大寺への途中にて
 平城宮跡を出て目指すは奈良公園です。普通でしたらバスで行くのが常道ですが、一度歩いて行きたくなってしまいました。距離的には七キロほどはあったと思いますが、うーんちょっと疲れましたね^^;しかしその途中で茶道の祖である村田珠光が住んでいたお寺を見つけることが出来ました。しかし偶然にたどり着きましたのでもう一度行ってみろと言われましても行けそうにありません^^;
茶道の祖・村田珠光寓居の碑
●関西武器ファンの期待の星♪
 そして村田珠光寓居碑から歩くこと10分ほどで奈良公園へ辿りつきました。今回の旅の目的は昨年より急遽模擬刀の品揃えが豊富になりました鹿屋さんへのご挨拶も含まれています。そして鹿屋さんで販売しています武器と店長さんとお話ししたのですが・・・期待出来ます!武士好きの関西人にとっては聖地に成り得る可能性を秘めています。また甲援隊の活動に興味を持っていただき、いずれは奈良で甲冑行列を組むことが出来れば、と考えています。
関西武家の希望の星♪
●いよいよ東大寺
 鹿屋さんから歩くこと1分で東大寺に着きます。ただ鹿屋さんとのお話に熱中しすぎたために閉門ギリギリの到着となってしまいました。東大寺へはもう10回ほどは訪れているのですが、いつ見てもあの大きさには驚かされてしまいます。見果てぬ夢ですが、大人が10人は乗れるという大仏様の掌に乗ってみたいです(罰当たり^^;)
南大門
大仏舎利殿
いつ見ても大きい!
小さい頃は通り抜けました^^
二月堂
●思いがけぬ幸運♪
 大仏殿の後には決まったように二月堂へと向います。二月堂からの奈良の眺めは最高で、特に夕陽が沈む風景は素晴らしいです。この日は残念ながら日没を見ることが出来ませんでしたが、代わりに思いがけぬイベントを見ることが出来ました。この日は若草山の野山焼きの日だったのです。花火はそのオープニングセレモニーだったのですが、当初は「ドリームランドで打ち上げてるんかな?」と勘違いをしていました。二月堂から帰る途中、いきなり山から火の手があがり「山火事??」とどこまでも野山焼きを連想しませんでした^^;野山焼きだと気付いたのはやたらと観光客が多く、上空にはマスコミのヘリが何台も飛んでいましたので、ようやく察することが出来ました。
ドリームランドの花火??
初めて見た野山焼き
●いざ大阪へ―
 と今年初めの旅行は嬉しい誤算の連続で、幸先の良い一日を過ごすことが出来ました。今年は更に飛躍出来るように頑張っていきたいと思います♪
近鉄奈良駅前の行基像

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