一海漫遊記【三輪・天理2005年】

2005年 奈良三輪・天理の旅
12月25日~三輪・大神神社→平等寺→天理~
年末の奈良が好きで、毎年旅の計画はするものの、忙しさのあまり頓挫してばかりでした。しかし2005年はスケジュールが空き、行くことが出来ました。
今回の目的地は奈良の三輪と天理。三輪へ行こうと思ったきっかけは自転車の大会の帰り道に大神神社の大鳥居を見てその大きさに驚いたためです。是非近くで見てみたい―そうした衝動から三輪へ行くこととなりました。
巨大な鳥居
正月用に購入した18切符で電車に揺られること1時間半。電車の中から早速大鳥居が見えました。その大きさときたら・・・でかい!近くに寄って見てみますと本当に大きいのです^^その高さは32メートルで、下を走っている車がまるでミニカーのようです^^;
この大鳥居は昭和59年の昭和天皇行幸と在位60年を記念して作られたものです。また本来この地は「大鳥居」と呼ばれるように大鳥居があったそうです。
とにもかくにも圧倒されながら、大神神社へと向いました。
大神神社
拝殿
大鳥居からのんびり歩くこと15分ほどで神社に到着いたします。途中、新年会用に平皿を購入したりしながら、のんびりと進んでいきました。三輪はクリスマスとは全く無縁の雰囲気で、すっかり大晦日の準備に追われており、厳かな気分になります。注連縄やおせち料理の素材なども販売されており、日本の古き良き雰囲気が漂っています。
そうこうしているうちに神社に到着し、来年が良い一年になるようにお参りをいたしました。また近くにある聖徳太子開基と伝えられている平等寺にも行って参りました。平等寺には無人状態で、年末の奈良を存分に味わうことが出来、とても満足いたしておりました^^
その帰りは民家でじゃれている犬と猫を微笑ましく見ながら、次の目的へと向いました。
聖徳太子像がある平等寺
さて三輪といえば思い出すのは何といっても三輪素麺です。大神神社の二の鳥居近くにある豊正さんに寄ってみることにしました。
豊正さんの温かいにゅうめんはとても美味しかったのですが、何よりも素晴らしいのはお店の造りです。古い民家を利用しており、中では囲炉裏に火を起こしてくれているのです。にゅうめんを食べた後は温かいお茶をすすりながら囲炉裏の火にあたることが出来ます。年末の奈良の良さは静かな一日を過ごすことが出来ますので、何とか毎年行ってみたいですね^^
豊正
良い雰囲気の店内
にゅうめん
三輪の締めは沈み行く夕陽をゆっくりと見ることです。普段は日没を見る余裕がありませんが、たまには日没をのんびりと見るのはとても良いことだと思います。またこの素晴らしさをいつまでも忘れないでおきたいですね^^
年末の奈良
最後に向ったのは天理です。天理への目的はずばりラーメンです^^天理のラーメンといえば「テンスタ」(天理スタミナラーメン)と呼ばれている彩華ラーメンです。実は支店が近所にも何店舗かあるのですが、いずれも化学調味料のせいか舌が痺れるものばかりなのです。本店は違うという噂を聞いていましたので、三輪の旅のついでに寄ってみました。
彩華ラーメンは天理駅から徒歩20分ほど離れた駐車場にあります。今も本店は屋台で通しています。さてそのお味はと言いますと、支店とは確かに味が違いました^^まず舌が痺れないです。そして味の安定感が何よりも違います。しっかりといためた白菜に、大蒜がよくきいたスープ、麺の固さも良い感じでした。ただ徒歩で行くのはちょっと辛いかな、とは思いましたが、車で行くにはいいかもしれません^^
天理の著名な「彩華ラーメン」
通称「天スタ」
今回天理に寄って感じたのは独特な雰囲気です。まずその垂れ幕の文字が「ようこそお帰りなさい」と書かれていることが珍しいです。普通でしたら「ようこそおいでくださいました」「いらっしゃいませ、○○の街へ」などといった文言ですが、「お帰りなさい」という垂れ幕は初めてです。
また天理の特徴はその独特な商店街の雰囲気です。天理はその名の示す通り、天理教の街です。天理教は雅楽を奨励していますので、天理本通り商店街には多数の雅楽店が出店されています。雅楽器はもちろん、白衣や足袋などの装束必需品が数多く揃えてあります。中でも一番のお気に入りは商店街の入り口にあるリサイクルショップです。蝙蝠扇(絵柄は悪いですが)が1000円以下で販売していたりなど時代劇グッズがかなり売られていました。今度5万円ほどを片手に寄ってみたいです^^
とにもかくにも三輪・天理の旅はとても楽しかったです^^来年もまた色んな場所へ旅していきたいですね^^

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