一海漫遊記【安土2003年】

GW旅行・安土の旅~2003・5・3~
今年もロクに休みが取れなかったGW。しかし意地でもどこかへ行こう!と毎年どこかへ旅しています。今年は京都ぐらいですませようと考えていたのですが、HaNiWa☆氏の「安土へ行こう」という提案を受け、安土行きを決定いたしました。実は安土へは今度の旅行で三度目で、前回行った折に「安土は最高や。特に晴天の春に行くのは何とも言えん」と半ば呪文のようにHaNiWa☆氏に吹き込んでいましたので、安土行きが決定してしまったわけです。
さて―。安土といえばいの一番に思い浮かぶのは織田信長の安土城でしょう。安土城以前のお城といえば現在のお城とは全くの別物で、壮麗な天守閣はなく、まさに空前絶後のお城でした。(注:天守閣は岐阜城時代に既に信長が創建していましたが、壮麗な御殿としての天守閣は存在しませんでした。また安土の場合は「天主」と表記します)その安土の象徴とも呼べる安土ですが、多くの方がご存知のように今は城跡しかありません。しかし―。近年往年の安土を想像させるに不足のない博物館や資料館が設立されていますので、見応え抜群の観光地へと変貌しています。今回はそんな安土旅行のレポをご紹介いたします。
←安土駅前の信長像。「人間五十年~」という声が聞こえてきそうです^^
さてまずJR安土駅を降りますとまずに目につくのが織田信長像です。信長が好んでいたという『敦盛』を舞っている銅像が凛々しく建っています。この時は「今回のレポは軽く行こう」と考えていたのですが・・・見応えたっぷりの安土が私の好奇心を静かにさせてくれるはずがありませんでした。

↑必見!安土城1/20模型!!ああ、こんなの家に欲しい~!!(邪魔でしゃあないわい!)
安土駅のすぐ側にある城郭資料館ですが、ここに展示されている安土城模型は本当ーーーーに凄いです。私のような模型好きには猫にマタタビ状態の秀逸な作品です。しかも!この天主模型は電動で中の様子が見れるという大仕掛けで、ギミックも申し分ありません。前回初めて見た時は感動で声も出ない始末で、二度目の今回も前回同様感動の嵐が吹いてしまいました。この内部の写真をこれでもか、というほど撮ってしまい、現在HaNiWa☆氏とともに『安土城見聞録』を当コーナーで紹介いたしております。
さてこの資料館だけでかなりの満足メーターを上げてしまったのですが、この日は晴天で、気温も最適とまさしく最高の旅となりました。またのどかな田園風景を見ながら、次なる目的地へと向かいました。
←何故か信長のイメージのように思えてしまう考古博物館。
次に向かったのは安土考古博物館と信長の館です。安土駅から東に向かう列車の中で何やらヨーロッパ風の建物がありますが、それらの建物がそうです。レンタルサイクルの良いのですが、時間がありましたら是非歩いて向かわれることをお勧めいたします。特に晴天の日は最高です。この日は本当にご機嫌で歌は歌うは、ギャグは止めど無く出るわで、おまえ呑んでるんかい!と突っ込みたくなるほどのハイテンションでした^^;
←まさに圧巻!!ああ、こんなところに住みたい♪

↑思わず「部屋をこんな風にしたい」と呟いてしまいました。しかし疲れそうな部屋ですが^^;
さて、いよいよ信長の館です。ここの目玉は何と言っても実物大に再現された安土城の復原天主です。最上階とその下層のみですが、工芸的に見ても、またその大きさから見ても十分見ごたえがあります。この再現天主は92年に開催されたスペイン・セビリア万博で日本がメイン展示として出展したものです。当時大河ドラマ『信長』が放映されていた影響もありました。内部の壁画は狩野永徳を模したもので、最上階は孔子の逸話を、下層は仏教界が描かれています。これは当時日本で認識されていた世界とは日本・中国・天竺(インド)の三国で、三国を征することは世界を征する意味に通じていたからです。現在では使われていませんが、「三国一の婿を取らせる」という言い方がありました。とにもかくにもこの再現天主は必見です。
←救出した雛。無事に育ってもらえばいいのですが・・・。
次に向かったのは隣接する安土考古博物館です。その途中で思わぬハプニングがありました。童心にかえって草むらにバッタかカマきりがいないかな、と探していますと、そこにいたのは生まれて間もない鳥の雛でした。二羽いたのですが、残念ながら一羽は蟻の餌食になっており、辛うじてこの一羽だけが生き残っていたのでした。周りには巣がありそうな木もなく、と言ってこのまま放置するわけにもいきません。そこでご迷惑だとは思ったのですが、博物館の方に託そうとこの雛を持っていきました。雛を持ち込まれた館員の方は当然の如く驚かれましたが、警備員の方に巣を探してもらうことになり、一件落着いたしました。残念ながらその後この雛がどうなったのかは不明ですが、何とか無事に生き延びて欲しいものです。

雛騒動も落ち着き、取り合えずは腹ごしらえと考え、博物館で昼食にいたしました。実は前回同じくこの博物館で食事をしたのですが、思いの他美味しく、今回もここで食事を取ることにしました。前回サマリンダカレー(?のような名前)を頼んだのですが、今回はインドカレーを頼んでしまいました。しかしこのインドカレーが大して美味しくなく、がっくりしてしまいました。するとどちらからでもなく「もう一杯カレー食うか?」という話になり、今度こそサマリンダカレーを食べました。すると先ほどのインドカレーとは違い、美味しく、今後は絶対にこちらを食べようと心に決めました^^(しかしさすがに二杯目のカレーを頼んだ時は変な顔をされましたが・・・)食後には「信長茶」というお茶を飲みましたが、味が複雑で美味しかったです。ちなみに某チャットでお聞きしたことですが、博物館の外にある食堂では「信長ハンバーグ」や「戦国焼肉定食」があるとのことですので、是非一度試してみましょう。私も次回は試してみるつもりです。
食事も終わり、いよいよ博物館へ足を進めました。
←身長の三倍ほどある長槍。お、重すぎる~^^;
安土考古博物館ですが、古代と戦国(特に安土・信長関連)の資料が豊富です。上記の写真は資料に基づいて再現された織田・武田・後北条軍の槍で、実際にどれほどの重さかを体験出来ます。しかしこの槍の長さは現代の尺の単位で換算されたものですので、実際はこれほど長かったかは疑問です。重さも半端じゃなく、正直これでは戦えないと思います^^;(しかしこれで頭を叩かれたなら、かなりの衝撃だと思います。昔運動会の棒倒しの棒を頭に食らったことがありますが・・・洒落にならないほど痛かったですから^^;)

↑「一海衝動波~~!!」(本能)VS「待て!まずは大鎧だああ!!」(理性?の声)
さて考古博物館の体験コーナーは槍だけではありません。そう!一海狂喜の古代鎧の重さも体験出来るのです。重さはmy当世具足よりもやや重く、中々渋い仕上がりでした。しばらく安土のことを忘れ、古代鎧を身に纏っている自分を夢想する一海でした^^

↑(左)天主は右上にありました。(右)安土城址唯一の建築物・摠見寺の三重の塔
さてさて!いよいよメインイベント・安土城址探訪です。安土城址は今では私有地で残念ながら直垂オフ会や甲冑オフ会などのイベント、宗教行事、商売等は一切出来ません。しかし平成元年に始まった発掘調査のおかげで、往年の安土城の勇姿を思い浮かべることが出来ます。
まず驚くことがひとつあります。それは安土独自の城郭の構造です。普通は天守に向かう道は曲がりくねっているのが城郭の基本なのですが、安土は途中まではまっすぐのメインストリートが続いているのです。これは安土城がただの防衛施設ではなく、信長の権力を示すことを目的にした宮殿の意図があるからです。一説では天皇をこの安土に迎えようという意図が信長にあったためと言われていますが、このまっすぐの階段を目にしますとなるほどと頷けます。
←安土天主台。意外と小さい。
その階段を登ること十五分ほどで天主台に到着いたします。その間、石仏を使った石段があり、「さすがは信長。見事な仏の使い方だ」と妙な感想を抱きつつ、登りました。それにしましても安土の石段は急で、踏み台昇降をしているようで、かなりしんどかったです^^;そうした苦労の末、辿り着いた天主台を見てふと疑問に感じたのです。それは天主跡が妙に小さく感じるのです。あの城郭資料館の模型と信長の館の現物大天主を見た後でしたので、余計に小さく感じたのかもしれません。また後日横内さんにそのことを話してみたところ「それは大阪人が大阪城のような大きな城を見慣れているからで、当時としては途方もない大きさなんです」と教えてくださいました。確かに大阪城に比べてみれば姫路城も小さく思えます。やはりここはその疑問を解くために天主を復興していただきたいですね(と思いっきり我が侭を言ってみたりする^^;;)
←摠見寺の三重の塔からみた安土全景。
とこんな調子で夕方まで安土に滞在し、最高の夕陽も見ることが出来ました。今回最高の夕陽お勧めスポットは摠見寺の三重の塔付近です。夕陽に照らされた西ノ湖はまさしく絶景です。こうして今回のGW旅行・安土の旅は終了いたしました。ゆっくりと一日かけて見ることの出来る素晴らしい観光地ですので、是非皆さんも一度安土に訪れください。

↑(左)西ノ湖から見た安土山(右)西ノ湖。まさに日没の瞬間。
【おまけ】
さてさて♪一海のお勧めお土産と珍スポットの紹介です。
←安土城ペーパークラフト
まずは城郭資料館で販売されています安土城のペーパークラフトです。私が知る限りではここでしか販売されていないレアな模型ですので、お好き方は是非ご購入を♪

↑(左)「天下布武」の朱印(右)絵巻レターセット
そして次にお勧めなのが、やはりここにもありました「天下布武」の朱印です。「デアルカ」と言いながら年賀状にでも押してしまいましょう(笑)そして信長の館にあった絵巻レターです。何とこの状態で郵便配達ができるのですから、最高です。しかしこのレターセットは通販のみですので、信長の館でパンフをいただきましょう。

↑(左)やはりありました♪「永楽通宝」のマンホール!!(右)怪奇!首だけかかし^^;夜中に見ると怖い^^;;
さて最後に珍スポットです。安土城址から西ノ湖へ向かう途中で見つけました「永楽通宝」のマンホールです。そして驚きの首だけマネキンのかかし(?)もありました。しかし鳥よりも人間に効果がありそうなかかしではありますが^^;;
←信長様交通安全看板
そして信長様の安全看板(だと思う)です。微妙に南蛮風陣羽織を着けているのが何とも御洒落です。・・・と軽くレポするつもりがかなり大掛かりなものになってしまいました。また機会がありましたら安土には訪れてみるつもりです。

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