甲冑いろは塾

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このコーナーでは甲冑初心者が陥る間違いをお教えするコーナーです。着用時の参考にしてみてください。
一海の着付けは素人レベルでかつ独学によるものですので、間違いがあるかもしれません。
その折は向学のために是非ご教授・ご鞭撻のほどお願いいたします。
甲冑着用法は様々な方法があり、「これが絶対に正しい」というものはありません。
下記のチェックポイントはあくまで一海が甲冑体験会や甲冑イベント、更には独自で研究した結果に基づいたものですので、ご了承のほどお願いいたします。
【その1】鍬形の付け方
少し調べればすぐにわかることなのですが、意外に多い間違いです。
プロである骨董屋さんまで間違うのはいかがなものかと思いますが、一応チェックしましょう!

【その2】大袖の方向
よく間違えるポイントです。水呑緒が後方になります。
【その3】兜のかぶり方
格好良くかぶる方法は目深にかぶることです。目深にかぶらないと間違いというわけではありませんが、これもチェック!また髪が出ないように気を付けましょう!

【その4】栴檀板・鳩尾板
これはよく間違えています。弓を射る右が可動式の栴檀板、左は非可動式の鳩尾板です。
【その5】篭手の付け方
左を先に着用します。これは弓を射る時、右を先に着けますと邪魔になるからです。
【その6】左前にならない方法
着物から物(懐紙など)を出す際、左前ですと出しにくいです。ですのでわからなくなりましたら右手で物を出す仕草をしてみましょう。
(昔より右利き社会ですので右利きが前提)
【その7】ずれない脛当の着用法
上の紐は必ず関節にしっかりと結びつけましょう。ふくらはぎに結びますと必ずずれてきます。
【その8】脇差の差し方
刃を上にした状態で差します。また腰の左側に差すようにしましょう。
【その9】腰紐について
飾り用の太紐は実用に向いていません。さらし布などを使用しましょう。また腰紐をつける際は胴を少し浮かせた状態で着用します。ポイントは肩に重量がかからないようにします。「甲冑は腰で着る」とはこのことです。
※馬上での移動を前提にした大鎧のみは腰で着ることは出来ません。
【その10】佩盾の紐
図のように穴に紐を通しますとずれてきません。(近日画像アップ)
【その11】兜の緒の最終チェック
図を参考に徹底的に練習しましょう!

【その13】胴について
図のように後ろ胴が前胴を覆いかぶさるように着用しましょう。反対にしますと敵に胴を剥ぎ取られるためです。
【その14】眼鏡など近代器具
時計はなくとも活動出来ますので、必ず外しましょう。眼鏡も出来うる限り外した方が良いです。
【その15】脛当着用時の袴
図のように余裕のある着方をお勧めします。また体験会ではズボンを袴をイメージしたように着用してあげますと格好が良いです。(近日画像アップ)
【その16】太刀と脇差

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