一海漫遊記【夏旅行2011】

2011年8月12日~大阪→名古屋→岩村→名古屋→豊橋
今年は一応、お江巡りをテーマにしていたのですが、ほとんどテーマから外れていました^^;;

今年は久しぶりに夜行バスを使わずに朝一番で大阪から出発しました。
前日は早く寝ようと思ったのですが、旅先でチェック出来るように夜中まで小説を執筆し、寝不足状態で出発^^;
おかげで名古屋まであっという間でした。

まず名古屋で下車し、コインロッカーに荷物を預けることに。
そして一路岩村へと向かいます。
ところが恵那行きの電車が三分遅れで出発。恵那から明智鉄道の待ち時間はわずか3分。この本数を逃せば2時間ほど待つ羽目になりますので、向かう途中はドクドキしていました。焦っても仕方がありませんので昼飯の「ひつまぶし弁当」を食しました。







さていよいよ恵那駅ですが、さすがはローカル線。ちゃんと遅らせて待っていてくれました^^
余裕で間に合い、岩村へと出発です。
明智鉄道は中々良い感じの路線で、気分は上々。
目指すは信長の叔母が城主であった岩村へ。
岩村駅から歩くこと30分ほどで太鼓櫓が見えます。また資料館もあり、まず見学です。
見学後は徒歩で山上まで登ることにしました。
最近お城(特に城跡)を登るたびに脳裏に過るのは迷之介さんを初めとする三好三人衆。登りながら
「多分、この崖登んのかな?」
「この坂なんて風のように走っていくんだろうな」
と、勝手に超人的な迷之介さんの雄姿(?)を思い浮かべながら登りました。しかし体力の無さ&寝不足もあるのでしょうが、かなりきつい山城でした^^;絶対三好三人衆(の足手纏いになるので)とは行けないな、と思っておりました。あと、甲冑着て攻めるなんて、とても無理です^^;;
ですがこの岩村城ですが絶対に山上まで歩いていくことをお勧めします。車で山上まで行けるみたいですが、しんどさを体感する価値があるお城でした。特に山上の六段石垣はいきなり現れるので「すげえ!」と声を上げることは間違いなしです。
山上に到着後は心地よい風もあり、ベンチでお昼寝。緑の中で心地よい風に包まれながら昼寝するのって最高なんですよね^^
と、すっかり休憩しまして、山を降りることにしました。
再び櫓に戻ると恒例のスケッチ開始。のんびりとスケッチを楽しみました。



スケッチ終了後は駅へと戻り、その途中で五平餅を食べました。
岩村の五平餅は通常の草鞋型ではなく団子形です。また他の五平餅に比べて格段に美味しいです。食べた瞬間「美味っ!」と声を上げてしまったほどです。
岩村駅に着くと駅舎を見ながらブラブラと過ごし、お土産にと明智鉄道電車クッキーを買いました。ですが、賞味期限が短く、帰阪してから食べることにしました^^;


岩村から名古屋へと戻り、台湾ラーメンを食しに、味仙へ。
ただ残念ながら私個人としては不満でした。
まずメニューとは比べ物にならないほどかわいいサイズであったことと、味が深くなかったことです。手羽先は美味しかったですが、店員さんも態度がちょっと…って感じでした^^;
名古屋を出まして目指すは豊橋。
豊橋のホテルで原稿チェックをしてその日は就寝しました。
2011年8月13日~豊橋→長篠→飯田→松本
早朝からまず目指したのは長篠です。
目的は馬防柵。
ところが柵があるのは長篠城ではなく三河東郷にあることがわかりました^^;ただ近くに長篠城があることがわかり、見に行くことに。
正面から見るとただの城跡公園だったのですが、折り返しの電車でわかったのはすごい崖の上に建っているお城だとわかります。実は飯田線に乗っていますと長篠城が間近で見ることが出来ます。
やがて三河東郷に向かったのですが、案内板があまりにもなさすぎて柵をもとめて流浪することに。
途中古戦場と信玄塚の分かれ道がありますが、柵は信玄塚の方に向かわないと行けないようです。この日の最大も目標は飯田市の「川本喜八郎人形美術館」でしたので、断念。もし出来れば来年の1月にでも行ってみようか考えています。


さて三河東郷駅に戻り、目指すは飯田市。
のんびりと車窓を見ながら北上します。



飯田市に到着し、今回の旅行最大の目的であった「川本喜八郎人形美術館」へと向かいます。
こじんまりとした美術館でしたが、ファンにとっては聖地とも呼べるほど魅力溢れる美術館です。
まず紳々と竜々が出迎えてくれます。しかし紳々が半月後にあんなことになるなんて夢にも思いませんでしたが^^;;
美術館には『人形劇三国志』で人形をどのように動かしていたか、実物を使って体験出来ます。これが中々難しく、そして楽しかったです^^
この美術館でも大山祇神社の時と同じように舐め尽すようにして見学しました。最後はMP3に入っている『人形劇三国志』のテーマを聞きながら鑑賞。シアタールームで『死者の書』を鑑賞しました。お土産としましてハガキを買っちゃいました^^
こうしてたっぷりと三国志を堪能しながら松本へと向かうことにしました。
松本ですが、どうやら山梨方面でゲリラ豪雷雨があったらしく、特急が2時間以上遅れていました。私の乗ろうとした電車も遅れていたのですが、普通の乗車券で特急車に乗ることが出来、予定より5分ほど早く松本に到着いたしました。
松本到着後はそばと馬刺を食べにお店に入ったのですが…うーん、店長とホール係のおばさんの仲が悪いらしく、えらく険悪なムードでした^^;;
そばと馬刺は美味しかったのですが、残念です^^;
この日もホテルで原稿チェックをして就寝いたしました 。
2011年8月14日~松本→上諏訪→上野
せっかく松本に来ましたので松本城へと向かいました。
ところが―。朝一番にも関わらずいきなり長蛇の列。入城するまでに1時間待たされることとなりました^^;
ですがさすがは国宝。いつ見ても素晴らしいです。やはりお城持つならこれぐらいじゃないと、なんて訳のわからない感想を思いながら、堪能。
松本を出て上諏訪へと向かいます。


上諏訪の目的は諏訪大社です。
諏訪大社へはかりんちゃんバスを利用するのが一番です。
ただ地元の方の足ですのでかなりあちこちに寄りますので、ちょっと時間はかかります(と言っても一時間ほどで神社には着きます)
そのバスを待つ間ですが、駅にある足湯でのんびりと過ごしました。
上諏訪駅の足湯でまったりするのが楽しいんですよね^^
昼飯代わりに駅で釜めしを買い、バスの中でいただき、ようやく神社へ到着。
諏訪大社ですが、雰囲気の良い神社で神門から本殿までの廊下がとても良い雰囲気でした。また境内に温泉の湧き出ており、この点でも変わっています。
神社では小説が無事期限に間に合うよう祈願をし、のんびりと過ごしました。
ここでも時間がありましたので、博物館前の足湯につかって時間つぶしいたしました。ですがちょっと熱かったです^^
神社から駅へと戻り、ここでも時間がありましたので、また時間つぶしに足湯に浸かることに…でも短時間で三回足湯に入るのはちょっとしんどかったですね^^;
それとお目当ての味噌天丼も食べました。味は…やっぱり普通の天丼が一番かな、というのが感想です^^
さていよいよ上野へと向かいます。






上野へ着いて思いましたのは、節電のため暗いという印象がありました。ですがこの暗さはその昔経験したことがあります。
20年前に初めて中国に旅行した時です。
あの時は「中国暗っ」と思ったものですが、今の日本が明るすぎるんですよね…多分。
この日もまた原稿をチェックして就寝いたしました。
2011年8月15日~上野→増上寺→汐留→名古屋
この日はようやくお江関係史跡巡りです。
まず一番に皇居へと向かいました。しかしこの日の東京は猛暑で、日陰のない二重橋付近はフラフラになりました^^;ですがただフラフラするのもつまらない(?)と思い、人がおらず広いのをいいことに目をつぶってどれだけまっすぐ歩けるかなど実験したりなどいたしました^^
この日は本丸見学がお休みでしたので、大手門前で休憩して終了いたしました。ですが大手門付近は石垣や壁が壊れているのが目立ちました。



さて次に目指したのは増上寺です。
今年は徳川家御霊廟が一般公開されていますので、それを目的に参りました。
敷地はそんなに広くないのですが、しっかりと秀忠夫妻のお墓参りをして参りました。




増上寺の次は汐留の日テレタワーです。目的は8月末に閉店する汐留ラーメンを食べるためです。以前このお店のカップラーメンがめちゃくちゃ美味しかったですので、一度食べに行きたいと思っていたのです。そこで無理をして参りました。
味は魚介類の出汁がよく効いた塩味のラーメンで、とても美味しかったです。ですがもう営業していないのが残念です。
ここでも行列に泣かされ、一路名古屋へと向かいました。

ところが。
名古屋行きで宛にしていた便が節電のため無くなっていることがわかりました。最悪、と思っていたのですが、何とここでまた豪雨の影響で遅れた前の便に乗ることが出来、予定時間に到着することになりました。
うーん、今回は節電に泣かされ、豪雨で助けられる旅行です^^;
とにもかくにも無事名古屋に辿り着き、大学の先生のお宅へお邪魔いたしました。
2011年8月16日~名古屋→西ノ口→名古屋→大垣→京都→大阪
最終日にまず目指したのはお江が最初に嫁いだ尾張大野城です。
今年の大河観ていて良かった~と思えたのは最後の紀行コーナーでこの城を知ったことです^^;
さてまず名古屋から名鉄で西ノ口駅へと向かったのですが、大きな落とし穴が…。
途中新舞子駅で普通便に乗り換えるつもりだったのですが、ドアが開かないのです。アナウンスで後部の座席のドアが開かないことはわかっていたのですが、前部に行こうと思っても通れないようになっていたのです。つまり見事な閉じ込め状態に^^;やむなく新常滑駅で降り、折り返すことに…。
前に移動出来ないならそのことも教えて欲しかったです(涙)
何とか西ノ口に着き、いよいよお城へと向かいました。お城もばっちり見えていましたので安心していたのですが、そうは問屋が降ろしませんでした。
登れども登れども城にたどり着けず、団地に入っていく始末。ついに団地にいた中学生の子やおばさんたちに尋ねて到着することが出来ました。どうやら反対側から入っていたみたいで、ここでも熱中症になりかけながら、放浪の旅をしておりました(涙)
大野城ですが展望の良いお城で、潮風がよく吹き込んできます。また佐治一成を祀った神社が山上にあり、石像も安置されています。


大野城を出て名古屋へと戻り、いつものように味噌カツを食べて大垣へと向かいます。
大垣では恒例の水まんじゅうを買うのですが、最近有名になってきたのか、かなりの行列になっていました(涙)
結局乗りたい電車に乗り遅れ、長浜のお江博は次回にということにしました^^;(結局お江巡りになっていない^^;)
実はこの日は十周年記念に合わせて新調している装束打ち合わせのために京都へ行かねばならず、断念いたしました。また小説の期限も迫っていましたのでゆっくりとは出来ませんでした。
お江博は11月あたりに行ってみようかな、と考えています。

今回は色々と迷い、泣かされ、助けられた旅でしたが、気分をリフレッシュするには最高の旅でした^^
また行き慣れた路線(東海道線)などで小説チェック出来たのも良かったです^^何とか小説は間に合いましたし^^

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